Tableauではセットやパラメータ、フィルターやハイライトなどのアクション機能を利用して、ユーザが指定した条件で表示内容を切り替えるインタラクティブなビューを作ることが可能です。
本ページでは、パラメーターを利用して、ユーザが指定した表示順でグラフをソートする方法を紹介します。
では実際にスーパーストアのデータを利用して、実際に作成してみます。
【完成図】
以下のようなVizを作成します。
パラメーターで選択した項目の値でサブカテゴリが並べ替えられるチャートになっています。
【作成方法】
作成の手順は、
- 棒グラフを作成
- パラメーターを作成
- 集計式を定義
- ソートの設定
になります。
ひとつずつ進めていきます。
- サブカテゴリ別の売上を示す棒グラフを作成します。
データペインの「サブカテゴリ」を行、「売上」を列にドラッグ&ドロップします。 - 次はパラメーターを作成します。
データペインを右クリックして「パラメータの作成」を選択します。
データ型は「文字列」、許容値を「リスト」に設定して、4つの値を入力します。
作成されたパラメーターを右クリックして「パラメーターの表示」を選択します。
するとパラメーターが表示されます。 - 今度は集計式を作成します。
計算ウィンドウを開きます。
以下のようにパラメータの値別に場合分けして実行する集計を定義します。 - 最後にソートの設定をします。
行の「サブカテゴリ」を右クリックして、リストから「並び替え」を選択します。
並び替えに「フィールド」を選択、並び替え順序は「降順」、フィールド名に計算式のフィールドを設定します。
これで設定は完了しました。
【動作確認】
作成したパラメーターが正しく動作するのかどうか確認してみます。
まずはパラメータを操作してみます。
「利益」に変更してみると、グラフの並び順が変わりました。
パラメータの選択に応じてチャートが連動することは分かりました。
次は、値が正しいかを確認してみます。
データペインの「利益」「数量」「割引率(平均)」も列に追加します。
「割引率」を選択してみると、サブカテゴリの並び順が変わり、「割引率」のグラフが降順にソートされているのがわかります。
パラメーターで選択した「割引率」の平均値の降順にサブカテゴリが並べ替えられていて、想定通りの動作になっています。
本ページでは、パラメーターを利用して、ユーザが指定した表示順でグラフをソートする方法を紹介しました。