Tableau Desktop 使い方 ダッシュボード(3) 〜URLアクションでツールヒント内のリンクから遷移

Tableauでは様々なデータを同時に比較することができるダッシュボードを簡単に作成することができます。

本ページでは、Tableauのダッシュボードで動作するアクション機能のひとつ「URLアクション」に関して、使い方と設定方法を紹介します。

URLアクションはネット上の指定したサイトを表示させるためのアクションです。
リンクをクリックするとサイトをブラウザに表示したりダッシュボード内に表示したりすることができるようになります。
以下では両方の方法を紹介します。

ブラウザに表示

ダッシュボード内のリンクをクリックするとブラウザが立ち上がり表示する方法を紹介します。
実際にスーパーストアのデータを利用した例題で作成します。

やってみよう!

ダッシュボード上の地図である都道府県をクリックするとツールヒントが現れ、その中のリンクをクリックするとWikipediaのページが表示されるようにしてみましょう。

【作成方法】

  1. Tableauのメニューから「ダッシュボード」-「アクション」を選択します。Tableauのメニューからアクションを選択
    「アクションの追加」ボタンを押し、「URLに移動」を選択します。TableauでURLアクションを追加
  2. アクションの詳細設定をします。
    「ソースシート」には現在のダッシュボード を選択し、「アクションの実行対象」は「メニュー」を選択します。
    URLアクションの実行対象をメニューに決定
    アクション実行時に遷移するURLは「https://ja.wikipedia.org/wiki/〇〇県」の形式なので、「https://ja.wikipedia.org/wiki/」を固定値として設定、その後に続く各都道府県の名称はリストから「都道府県」を選択することで設定できます。URLアクションのURLを設定
    最終的に以下のように編集して「Wikipediaへのハイパーリンク」として保存します。
    URLアクションの編集
    設定したURLアクションができているのでOKボタンをクリックします。URLアクションの設定を確認
    これで完成です。

【動作確認】

動作を確認するため、ダッシュボードの地図で茨城県をクリックしてみます。
するとツールヒントが表示されリンクが張られていることが確認できます。
URLアクションの動作を確認
さらにリンクをクリックすると、ブラウザが立ち上がりWikipediaの茨城県のページが表示されました。
URLアクションを実行して結果を確認
成功です!

ダッシュボード内に表示

今度はダッシュボード内のリンクをクリックすると同じダッシュボードの別シートに表示する方法を紹介します。

【作成方法】

  1. まずはブラウザに表示する場合と同様にURLアクションの設定を行います。
  2. 設定を終えたら表示用シートを作成します。
    オブジェクトの「Webページ」をダッシュボード にドラッグ&ドロップします。ダッシュボードでオブジェクト「Webページ」をドラッグ&ドロップ
    すると「URLの編集」画面が現れます。
    ボックス内には何も指定せず、ボックス右の「▶︎」をクリックしてのリストから「シート名」を選択します。
    URLアクションの遷移先を編集
    これで設定はOKです。
    本例題のダッシュボードはTableau Publicにも上げています。

【動作確認】

動作を確認します。
ダッシュボードの茨城県をクリックすると現れるツールヒントのリンクをクリックします。
するとダッシュボード 内にWikipediaの茨城県のページが表示されました。
URLアクションの実行結果を確認

本ページでは、Tableauのダッシュボードで動作するアクション機能のひとつ「URLアクション」に関して、使い方と設定方法を紹介しました。

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