Tableauでは数多くのデータソースに接続して必要なデータを抽出し、様々な形式を持つ複数テーブルをまたいで分析することができます。
本ページでは、ユニオン(union)機能を利用して同一フォーマットの複数テーブルを一つのデータとして読み込む方法を紹介します。
毎月の売上や経費を別々のExcelシートやファイルで管理しているので分析しづらい、という経験はないでしょうか?
Tableauのユニオン機能はそのような場合に効果を発揮します。
すべてのテーブルを縦に結合して1つのテーブルを作成し、簡単に分析することができます。
ユニオンが適用できる条件は、組み合わせるテーブルが同じフィールド名とデータ型を持つことです。
具体的な例で動作を紹介したいと思います。
以下のような3ヶ月分の注文テーブルから構成されるExcelデータを利用します。
3つのテーブル共にデータ型の同じ「オーダーID」「地域」「顧客名」「売上」の4フィールドで構成されています。
ExcelデータをTableauで読み込み、データペインの「ユニオンの新規作成」をダブルクリックします。
すると編集ウィンドウが開きます。
データペインの3つのテーブルを編集ウィンドウにドラッグ&ドロップして「OK」ボタンを押します。
テーブルが結合されました。
従来のフィールドに加えて「シート」「表名」のフィールドが追加されているので、各データがどのテーブル由来なのかが分かるようになっています。
正しくユニオン結合されれば、ワークシートに移動してデータを分析することができます。
本ページでは、ユニオンを利用して同一フォーマットの複数テーブルを一つのデータとして読み込む方法を紹介しました。
YouTubeでも紹介していますので、ぜひご覧ください(4:26〜)。